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4/11/04

1日遅れのドラマ鑑賞

昨日はプライベートで色々あって早寝してしまった。というわけで、昨晩録画しておいたテレビ東京開局40周年記念ドラマ『新幹線をつくった男たち』をようやく今日になって観た。放映の結構前から都内の主要な駅で番宣ポスターを見かけたが、松本幸四郎さんが島秀雄さんを演じるというのが今一つピンとこなくて正直第一印象は「?」だった。でも不思議と番組を観てしまうとそういった違和感がなくなる。やっぱりそこら辺がプロの演技ってところなのかな。

私はまだこのドラマの原案となった本『新幹線をつくった男 島秀雄物語』をちゃんと読んでいないし、新幹線開通の年に生まれていなかったので、当時の時代背景も本や人の話などから得た知識しか持ち合わせていない。今では当たり前になっていることが昭和30年代当時は本当に夢物語だったというのもドラマ冒頭で暗に語られていたが、それが本当に実現されるまでの記録をもとにこういう形で観ちゃうと、電化製品や乗用車の普及よりも、新幹線の完成が日本の高度成長の起爆剤になったと思わざるをえない。昭和に活躍した偉大な先人たちと比べて、平成の今にノホホンとしている私は何やってんだというお決まりの感じ方もあったりして。何より原作がドキュメンタリーだっただけに話が淡々と進み、私の苦手な情念ドロドロ系のシーンに縁がないのもよかった。

鉄道ファン的視点で見ると、なぜか大井川鉄道のSL列車が唐突に出て来たりとか、昭和38年に行われたはずの試験走行中の車窓に現代的な家々が流れていたりとか、細かいツッコミをしたいところはあったものの、そういったところ以外は時代考証的にあまり問題を感じなかった(見逃した部分もあるかも知れない。何せ同日他局でやっていたIQテストは「映像記憶」の項目で挫折したぐらい、目でものを憶えるのは苦手な私なのだ)。実際の報道で使われた映像もいっぱいあったので、貴重なものを観ることができたという点では満足かな。

私的に感じた点をもう一つ。音楽が渡辺貞夫さんというのはどこから出て来た人選なんだろう。ナベサダさんの音ってBGMにはなりうるけれど劇伴向けではないと全編通しで観てやっぱり思ったのだが、やっぱり俳優さんと同様に豪華メンバーでということでそうなったのかな。今一つ音楽が効果的になっていないような気がした(…って、決して私が本多俊之さんの大ファンだから、同じサックス奏者でも本多さんの音にして!ってワケではない)。但しこのドラマの為の書き下ろし音楽ではなく、どこかのアルバムからの使い回しだったら仕方ないかなと妥協できるレベルなのだが。なんだかんだ言って私もナベサダさんのアルバムは一時期出る度に聴いていたクチなので、嫌いではないのである(『フィル・アップ・ザ・ナイト』と『ランデブー』は愛聴盤だった)。

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Comentarios

>SATOさん

私、「さんすう」の時点で落ちこぼれていた張本人です(笑)
その反面理科は好きで(小学生のクラブ活動で科学クラブを選んでみたら、女子は自分だけだったという経験がありました(^^;)機械にも興味はありました。父親が仕事の関係で日常的に精密機械を扱っていたのを見ていた影響もあったと思います。それを真似してみたものの「分解してみて元に戻らない→泣いて終わる」ということを繰り返すうち頭がこんがらがり、気づいたら苦手になっていたという感じです。
そのかわり生き物や宇宙といった計算だけでは計り知れないものや、やり方次第で危険と紙一重になるところがスリル満点の化学実験にのめり込んでいました。

思えば当時からそういう感じ方をしていたあたり、既に文系の素質が理系のそれを上回っていたのかも知れません。そういう私も古典は苦手でしたが…。

publicado por: ダイヤグラム | 7/11/04 11:29

大学は工学部でした。精密工学というロボットの設計などを習いました。
思えば子供のときから機械をばらすのが好きだったようです。そのギア一つ一つの形を見ては絵を描いていたと。おそらくこれが原形ではなかったのではないでしょうか。
難しい計算式もやりましたが、私の場合は微分積分に大変面白みを感じていたので苦痛とは思えませんでした。森羅万象をすべて数字で置き換えられるということに一種の達成感を感じたからです。
反面国語の古典の授業というのは最後までなじめずに終わりました。理科系にとっては正反対の学問なんですよね。

publicado por: SATO | 7/11/04 10:08

>Primeraさん

今では完全な文系の私も、中学入学頃までは理数系志望でした。といっても興味があったのは自然科学もしくは化学方面で、機械や計算式がからむものは苦手でしたが(その辺の「昔の自分」の話は機会があれば書くつもりです…)。

そんなわけで「技師」なんて私にとっては今も昔も「雲の上の存在」なので(元々女性がなりにくい職業だということもありますが)、実物が何もない状態で高速運転について理論づけて、それを実用化までに至らせてしまう人たちがいたというのに、改めて感嘆してしまいました。本に興味はあったものの未読のまま先にドラマを観てしまったので、いずれ読まなくちゃと思っています。

…考えてみるとシステム工学というのも奥が深いジャンルですね。

publicado por: ダイヤグラム | 5/11/04 10:10

僕も録画しましたが、まだみていません。本は読みました。僕は今でこそ文系(経済学)の仕事をしていますが、中学生までは絶対理系にいって、国鉄の技師になりたい、と思っていました。その意味では、島氏は僕のあこがれとも言えます。

新幹線が優れていると思う点は、単に車両技術が優秀とかではなく、ATCシステムや高規格線路の建設等、システム全体が安全に高速運行を可能にすることに無駄なく設計されていたことではないでしょうか。つまり今で言うシステム工学のはしり、だったのではないでしょうか。

Primera

publicado por: Primera | 5/11/04 00:21

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