今日の朝刊の話題だが。養護学校に入学して間もない男の子が、学校が終わってから預けられている施設からいなくなり、電車にはねられて亡くなったという事故があったそうだ。愚息を養護学校に通わせている立場から見ると、ピーンと来るところがあって…恐らくこの男の子は自閉症だったんだろうなと想像できる。年度が変わって学校や職場等の環境も変化する時期だが、自閉症の人の場合はとにかく変化を嫌うので、新しい場所に馴れるのに非常に時間がかかる。そういう理由で居場所を求めて逃げ出したりすることも珍しくないし、それでパニックを起こしたり、取り返しがつかなくなったりすることもあるのだ。
実は私の身近でも似たようなことは起こっている。(相方の仕事の都合で4年近く住んだ)福井から東京に戻って来たその翌日、所用で行った出先から愚息が逃げ出したことがあった。線路で遊び出して、幸いにも周辺の大人が気付いて駅に保護されたという経験談は、本宅コンテンツにも書いたが、考えてみれば運良く保護されたから経験談として語れるのだと思っている。でもそれだけではなく、今回のような悲しいことにも遭遇している。やはり自閉症だった子なのだが、幼稚園へ入園して1ヶ月たらずのとき、その子の担任の先生が自宅の玄関先でお母さんと話していた隙に自宅から逃げ出し、そんなに遠くない川で溺れて発見され、結局亡くなってしまったということがあった。生か死かの違いだが、どこで運命が分かれるんだろう。ヒト以外の生き物の世界では自然淘汰で済ませられる問題なんだと思うが、なんだか切なくて仕方ない。
愚息だが、最近は砂や石で遊ぶのに夢中で、1階の窓を開けては外の砂利を掬って落とす…ということを繰り返している。
その窓の外に遊びに来る猫が何匹かいるのだが、今日は一番若い黒猫の「ちびちゃん」が不自然にお腹を膨らまして来ていた。どうも妊娠しているようだ。最近警戒心が強くて神経質で、その割に動きが以前より鈍いのは、そのせいだったのか。もう少ししたら可愛い子猫に会えるんだなと思うと嬉しくなった。でもちびちゃんは近所の庭に居候して餌だけ与えられている、いわゆる半野良猫だ。子猫が生まれたその後のことが少々心配である。ああ、もうちょっと人馴れしたらうちで飼ってあげたいんだけどなあ。やっぱり切ない。
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